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空き巣などの被害から家を守る

平穏な日常生活は自然災害の他にも犯罪による被害によっても突然脅かされることがあります。
誰もが自分の家の中では安心して過ごせるものと信じ、それが続くことを望んでいることでしょう。
しかし、そのためには脅威となる犯罪に対してできるだけの対策を取っておくことが大切です。
ホームセキュリティーの観点から、防犯対策をしっかり行っているという印象のある家には犯罪者は近づきにくいようです。
一度狙われたら完全に防ぐことは難しく、まずはそのような犯罪の対象にならないように防犯対策を整えておくことが肝心です。

目次

侵入窃盗犯の心理と防犯

侵入窃盗とは人の家に忍び込んで金品を盗む泥棒のことを指します。
犯人は住人が留守のときや就寝時、もしくはちょっとした隙(入浴中など)に盗みを働くこともあります。
一番多いのはやはり住人の留守中を狙う空き巣です。
いずれの場合も犯人は入り込むことができそうな家を物色して盗みに入ります。
犯罪者の心理として盗みに入る場合、「見つからないこと」、「素早く終わらせること」を念頭に盗みに入る家を選ぶと言われています。
ならば、見つかるリスクが高そうとか、侵入に手間がかかりそうとか思わせるのが効果的な防犯対策だと言えるかと思います。
そのような防犯に役立つアイテムや情報をいくつかご紹介します。

見つかるリスクが高いと泥棒に思わせるグッズ

家に侵入するときに見つかるリスクが高そうと泥棒に思わせる防犯グッズを紹介します。

防犯カメラ

通常、泥棒は忍び込む家に防犯カメラがあるかどうかをチェックします。
防犯カメラの防犯効果としては泥棒がカメラに映るのを恐れて犯行をあきらめてくれることが一番ですが、犯行後の犯人逮捕の手がかりや証拠になることもあります。
防犯カメラにはカメラとレコーダーがセットされた数十万する本格的なものから、安価で数千円程度のワイヤレス防犯カメラまでさまざまです。設置場所としても屋外用、屋内用などのタイプがありますが、屋外用では電源線の引き出しが必要な場合は専門業者に設置工事を任せることになります。
電源線の引き出しが不要な電池式は比較的手軽に取付できますが、定期的な電池の交換が必要になります。
ソーラーパネルを電源とするものであれば電池交換は不要ですが設置場所の日当たり条件など注意が必要です。



【防犯カメラ】屋外でも使えるメモリーカード記録防水赤外線カメラ


その他に心理的効果のみを狙うのであればダミーカメラという選択もあります。
見た目は本格的な防犯カメラの形をしていますがカメラの機能はなく、泥棒が勘違いして近づきにくくする心理的効果はありそうです。




防犯カメラに似せたダミーカメラ(カメラ機能なし)

センサーライト

センサーライトは何か動くものを探知するとしばらくの間照明をオンにして辺りを照らします。
犯罪者はなるべく人目に付かないように暗い場所で行動しようとするため自分が侵入しようとしたことで照明がつくと住人に見つかったり、通行人の目につく恐れがあるということで犯行をあきらめさせるような防犯効果があります。



人が動くと照明がつくLEDセンサーライト


センサーライトにも防犯カメラ同様に電源線を引き出す工事が必要なタイプと電池式、ソーラー式のような電源線工事が不要なタイプがあります。
手軽に設置したいならば電池式、ソーラー式ですが、電池式は定期的な電池交換が必要で、ソーラー式は設置場所の日当たり条件などに注意する必要があります。ともに省電力のLED照明を採用しているものが主流です。



ソーラー式LEDセンサーライト



その他の対策

 外出中や夜間も照明をつけておくことで忍び込もうとする家が留守や就寝中かどうか判断がつかないようにすることも対策になると言われています。
 ただし、電気代がもったいないのでタイマーなどを使って不要な時間帯は消すようにするなどの工夫も考えた方がよいかと思います。
犬を飼うことで侵入者に対する防犯対策になる場合もあります。
ただし、犬によっては侵入者に吠える犬と吠えない犬がいるので番犬として活躍できるかはその犬の個性にもよるでしょう。
ただし、泥棒からすると犬存在は邪魔になることは明らかなので、下見して犬が飼われていることがわかったときに、あえてその家を狙おうとしないのではないでしょうか。
その点については犬の防犯効果はあると言えるかもしれません。

侵入するのに手間がかかると泥棒に思わせるグッズ

泥棒が家に侵入する経路の半分以上は窓からの侵入と言われています。
そこで窓から侵入しづらくすることが有効な防犯対策になると考えられます。
窓からの侵入を防ぐ防犯グッズの情報をいくつかご紹介します。

防犯ガラス

防犯ガラスは2層のガラスの中間に特殊樹脂膜を挟み込んで熱圧着させた3層構造をしています。
ガラス部分が中間膜層に強く付着しているのでガラスが破損しても飛散することがありません。

防犯ガラスの構造


泥棒はまずガラスの一部をハンマーなどで割って穴を開け錠を開けようとします。
防犯ガラスの場合ハンマーでたたいてもひびが入るだけで穴をあけるにはかなり手間がかかります。
そのため開錠に時間がかかる上に何度もガラスをたたく音を立てることになり、結果として侵入をあきらめることが期待できます。
防犯ガラスとよく勘違いされる網入りガラスは防火用でガラスの飛散を防ぐためのものですが、ガラスを割った後網は簡単に取り除かれてしまうので防犯効果はありません。
反対に防犯ガラスは飛散防止にもなるので防災効果も見込めます。
防犯ガラスは防犯効果が高い反面、防犯ガラスに交換するにはサイズなどにもよりますがガラス1枚当り数万程度費用がかかります。

ガラスフィルム

 防犯ガラスと似たような効果を持つものに防犯用ガラスフィルムがあります。これは窓ガラスにフィルムを貼ることによりガラスが割れても貫通を避けることで侵入に手間がかかるようにするものです。
 ガラスフィルムには様々な用途のものがあり、防犯用のほか防災用、遮熱用、UVカット用、目隠し用など様々です。
また、防犯用のガラスフィルムは地震などによるガラスの飛散を防ぐ防災の効果も持ちます。



防犯用ガラスフィルム


防犯用フィルムを貼ることによりガラスはハンマーでたたいても割れて散乱することなくひびが入るだけになるため、穴を開けて開錠するには時間がかかるようになります。



ハンマーでたたいても割れずにひびが入る

価格は防犯ガラスよりも安価でサイズにもよりますが1枚当り数千円程度からあります。
ただし、注意が必要なのは熱割れという現象でフィルムを貼ることでガラスに熱がこもって割れてしまうこともあるので専門業者に施工可能かの確認をした方が無難かと思います。


補助錠

補助錠も有効な防犯手段の一つです。
通常の錠に加え補助錠を取り付けることで侵入に時間がかかるようにして、侵入者を焦らせ、うまくすれば犯行を諦めさせる効果が期待できます。



補助錠による防犯対策

補助錠にはサッシの枠にねじ止めするものや両面テープで貼り付けるものがあります。
価格はだいたい数百円~数千円程度です。
防犯ガラスなどと併せて使うと侵入の時間を長引かせる効果がさらに上がります。




窓のサッシに取り付ける補助錠


窓用防犯アラーム(開放、衝撃)

 窓用防犯アラームは窓からの侵入する行為を検知して警報音を鳴らすもので非常に有効な防犯方法です。
泥棒にとって警報が鳴るということはすぐに逃走しなければならないほどの非常事態です。



アラームによる防犯対策


窓から侵入する場合の多くは窓ガラスを割って錠を開けて窓を開けて侵入しようとします。
そこで、窓につける防犯アラームにはガラスなどを割る衝撃を検知するタイプと窓が空けられること検知するタイプ、およびその両方の感知機能を装備したものもあります。



窓ガラス衝撃・開放防犯アラーム


開放を検知するタイプではドアの開放用として使えるものもあり、チャイムモードにすることでの来客の知らせとしても使えるものもあります。
価格は大体数千円程度からあります。


まとめ

 防犯グッズの準備だけでなく日常の戸締りなどを行う習慣がやはり大切です。
侵入経路が窓からである犯行の中には窓に施錠がされていなかったケースも多く見られます。
マンションなどである程度高さのある階では窓からの侵入はないとして施錠をしなかったり、窓を開けっ放しで就寝してしまったりするケースもあるのでしょう。
 しかし、マンションでも屋上からロープなどで最上階のベランダへ降りて、その後はベランダ伝いに侵入するなど必ずしも上層階でも安全とは言えないようです。
 泥棒に侵入させないためには日ごろから窓やドアの戸締りするように家族全員が心がけるようにし、不審な人物への注意を近隣住民とも協力して行い、犯罪者を近づけないような環境を作りげて行くことが大切です。

参考

関連のブログやサイトの下記リンクも参照ください。
ECサイト:防犯用品- ホームセキュリティ-センサーライト・照明
ECサイト:防犯用品- ホームセキュリティ-防犯カメラ・ダミーカメラ
ECサイト:防犯用品- ホームセキュリティ-防犯アラーム(窓・ドア用)
ECサイト:防犯用品- ホームセキュリティ- 補助錠
ECサイト:防犯用品- ホームセキュリティ- その他(防犯フィルムなど)

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